デジタルとアナログ、デザインとテクノロジーを横断する『tsukuruba studios』

空間・不動産・テクノロジー分野で事業を展開する、ツクルバは、2017年12月実空間と情報空間を横断したモノゴト作りを行う、デザイン・エンジニアリング組織『tsukuruba stduios』を立ち上げた。実空間と情報空間(デジタル)のデザインを組織として強化するため、既存組織を再編成し再度スタートした。

デザインビジネスマガジン『designing』より転載)

空間・不動産・テクノロジー分野で事業を展開する、ツクルバは、2017年12月実空間と情報空間を横断したモノゴト作りを行う、デザイン・エンジニアリング組織『tsukuruba stduios』を立ち上げた。

同社は、コワーキングスペース「co-ba」やリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo」の運営、空間デザイン・プロデュースをメインの事業として行っている。

元々は「co-ba」の運営と空間デザイン・プロデュースの「tsukuruba design」が中心だったが、情報空間のデザインに携わるエンジニアチーム「tsukuruba techonology」や「cowcamo」の登場により、デジタルデザイン・エンジニアリングの部隊を増強。

『tsukuruba studios』は実空間と情報空間(デジタル)のデザインを組織として強化するため、既存組織を再編成し再度スタートした形だ。

デザインとテクノロジーが両輪で動くツクルバ

空間を起点に始まったツクルバは、本来的には決してテクノロジーに精通していたワケではない。ただ現代においてテクノロジーを無視して事業を行うことは容易ではなく、テクノロジーはあらゆるものの前提となっている。

実空間を通してデザインや企画等に精通していた同社にとってテクノロジーに力を入れたことは大きな力となった。

その代表例が、同社が運営するリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo」だ。cowcamoは、ウェブサービス・マガジンを起点に不動産というリアルの場を仲介する事業。

2015年にリリースしたサービスだが、2017年11月のTechCrunchの記事によると、同サービスは月次流通額で二桁億円規模まで見えており、年次ベースでは三桁億円まで届く見込みだという。

cawcamoの成長は各方面から期待されており、2015年にはEastVenturesとアカツキから。2016年にはグロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)から資金調達を行い、事業の拡大を加速させてきた。

不動産仲介という昔からある産業をテクノロジーとデザインでアップデートしたcowcamoはまさにツクルバならではの戦い方と言っていい。その成功を土台に次なるビジネスを生み出すため立ち上げたのがtusukurba studiosだと考えられる。

実空間と情報空間双方を知るデザインスタジオ

デザインとテクノロジー双方の力を持つツクルバが立ち上げた、tsukuruba studiosは社内メンバーだけの組織ではない。コワーキングスペースを保有しており、社外クリエイターと合わせた共創の場を創ろうとしている。

デジタルとアナログ、デザインとテクノロジー、社内と社外を合わた新たな組織が生まれることが期待されそうだ。

tsukuruba studiosには、プログラマー、デザイナー、アーキテクトなど、実空間と情報空間を横断するメンバーが集まっています。自分の専門領域を深めつつ、他領域との共創を志向する人。事業構築にデザイン的視点から関わりたい人。まだ誰も見たことないモノゴトに挑戦したい人。そんな人とtsukuruba studiosを作っていきたいと思っています。

ビジネスとデザイン、デザインとテクノロジーを組み合わせたプログラムや仕組み、場はこれまで数多く存在したが、それに実空間と情報空間という軸を持つのは決して多くはない。

tsukuruba studiosはどのようなビジネスを生んでいくのか。今後が楽しみだ。

via tsukuruba studiotsukuruba

デザインビジネスマガジン『designing』より転載)

小山 和之
小山 和之

編集者・ライター。1989年生まれ。建築の意匠設計を経て、Webコンサル会社にて企業のWeb戦略ディレクション、オウンドメディアの企画・立ち上げ・編集等に従事。傍ら個人でもフリーの編集者・ライターとして活動した後、現在に至る。

『UNLEASH(アンリーシュ)』は、ビジネス、カルチャー、デザイン、テクノロジーの話題を発信するオンラインメディアです。