デバイスとアプリで妊婦が安心して暮らせる社会の実現を目指す「スマート・マタニティマーク」

2016年5月よりGoogleが実施した、日本中から新しいデバイスのアイデアを募集するプロジェクト「Android Experiments OBJECT」でグランプリを受賞した「スマート・マタニティマーク」のプロトタイプが完成した。六本木ヒルズで2017年3月12日まで開催されている「MEDIA AMBITION TOKYO 2017」ではプロトタイプが体験できる。

「マタニティマーク」は、緊急時に妊婦だと分かりやすくしたり、周囲が配慮しやすくしたりする事で、妊婦やお腹の赤ちゃんの安全を守るもの。だが、多くの人が妊婦をサポートしたいと思っている一方で、電車やバスで席に座ると「スマホに夢中になり妊婦に気づかない」という問題がある。

TEAMminedは、アンケートやインタビュー、フィールドワークを通じて、既存のマタニティーマークの抱える課題の解消に挑戦。「デバイス」と「アプリ」を使った「スマート・マタニティマーク」を通じた問題解決手段の提案を行っている。

「スマート・マタニティマーク」は、妊婦がデバイスをONにすると、アプリをインストールした周囲のサポーターに通知が届き、妊婦に気づきやすくなる「プッシュ通知」、妊婦が電車の混み具合で経路を選べる「座りやすさ検索」、妊婦とサポーターが直接やりとりする「シートマッチング」、緊急時に家族や病院などに連絡できる「緊急連絡」といった機能が組み込まれるを想定したサービスアイデア。

デバイスの所持やアプリのインストールといったハードルはあるものの、一定数のユーザーに使ってもらうための働きかけもできるのであれば、面白いアイデアになりそうだ。現在、同アイデアは女性が直面する問題をテクノロジーで解決を目指すGoogleのプロジェクト「WomenWill」のサイトから応援の声を募集している

「スマート・マタニティマーク」の最新情報は、Facebookページにて発信されている。

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。