デット専門の社会的インパクト投資ファンド「Beneficial Returns」が設立

エクイティ投資ではなく、デットによる融資での社会的インパクト投資に特化したファンドが誕生しました。

資金調達は大きくエクイティとデットの2つに分かれる。社会的インパクト投資というと、スタートアップに投資するベンチャー・キャピタルのようにソーシャル・ベンチャーに対するエクイティでの投資を行い、キャピタルゲインを得るというイメージがある。

実際、インパクト投資を行っている人々の大部分は財団や個人篤志家であり、資金の提供もデットが中心だという。このインパクト投資の実態に合わせた、デット専門のインパクト投資ファンド「Beneficial Returns」が新たに設立された。

ターゲットとしている領域は、持続可能な農業、再生可能エネルギー、貧困削減、廃棄物削減・再利用の4つ。融資の金額規模は、7万5000ドル〜50万ドル。

デットであれば非営利法人でも資金の利用が可能であり、エクイティのように経営に投資家から口を出される心配も少ない。デット専門のインパクト投資ファンドが今後どういった出資を行い、どんな影響をもたらすのか、チェックしていきたい。

via ソーシャルファイナンス研究会

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。