京急沿線の空き家・空室を借り受け改修後にサブリースするサービス「カリアゲ京急沿線」

京浜急行電鉄株式会社が沿線の空き家の問題に対して、新たなサービスをスタートしました。

総務省統計局が発表している2013年の空き家率は、13.5%。今後、さらに空き家は増加すると予測されている。

空き家が増加すると、エリアの景観悪化や、倒壊や放火などの防犯上の問題など地域の衰退につながると考えられている。

京浜急行電鉄株式会社が沿線の空き家の問題に対して、新たなサービスをスタートした。

京急線沿線の横浜市南部、横須賀市、三浦市を中心に、人口減少・少子高齢化が進んでおり、空き家が増加しているという。

京急電鉄は、「改修費用がない」「入居者募集や管理が面倒」などの理由から空室のままになっている築古物件を借り受け、改修した後に一定期間転貸運営(=サブリース)するサービス「カリアゲ京急沿線」を開始。

建物の形態は問わず、賃貸物件として想定していなかった戸建て住宅や、相続したもののそのまま放置している、という物件も借り上げ可能。「空室が何室かあるが、とりあえず1室だけ改修、サブリースしてみたい」という希望にも対応できるそうだ。

改修費用のオーナーの自己負担は一切なく、周辺賃料の42ヶ月分を上限に、京急が負担。耐震補強や設備の刷新、間取りの変更などの大規模改修をおこない、健全な物件へと再生する。

6年間のサブリース契約期間中は、メンテナンス費用不要で、賃料の10%がオーナーに支払われる。契約期間中は空室や滞納が発生しても京急が保証し、入居者募集、入退去手続きもすべて代行する。契約終了後は賃料の全額がオーナーの収入となる。

同サービスにより、ただ単に空き家を改修するのではなく、自然や街並みにあった、特色がある物件に生まれ変わらせるとともに、新たなライフスタイルの提案を行い、沿線を活性化していく狙い。

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。