「農」の関係人口を増やすための新たなアプローチ−−共創プロジェクト「FARM PARK PROJECT」がパートナー募集を開始

世界の都市では、屋上菜園や養蜂場、家庭菜園、学校における食育菜園など、都市農業が盛り上がりを見せている。都市における農業の取り組みは、食料の自給や地域コミュニティの活性、都市の自然増等にもつながると見られ、注目を集めている。

ファーマーズマーケットの開催や農家とつながるコマースサービスの登場など、都市農業とまでいかずとも、都市に暮らす人々と農業の距離を縮めようとする動きは各所で見られ、この先農業に対する意識が変化する兆しがある。

amidus株式会社は、現代の「農」を取り巻く課題に対する新たなアプローチとして、2017年4月12日より農の共創プロジェクト「FARM PARK PROJECT(ファームパークプロジェクト)」を始動。プロジェクトに賛同し、amidusと共に盛り上げていく共創パートナーの募集を開始した。

FARM PARK PROJECTのコンセプトは「Diverse hands, to Agriculture ~農業に、多様なる関与を~ 」。様々なヒト・企業・業界が関わる「余白」のデザインと、誰もが気軽に集まって楽しめる様々な「コンテンツとしての農」を生み出し、 間接的な「農関与者」を増やしていくことで、農業界全体の活性化と課題解決を目指している。これは地域に関する取り組みにおいて、「関係人口」を増やそうというアプローチに似ている。

「都市と農」についてのディスカッションの様子

FARM PARK PROJECTでは、エンターテイメント、ファッション、教育など、様々な切り口で農に対する接点を生み出そうとしている。

これまでには、ゲームプロデューサー、音楽フェスメディア編集長、植物工場コンサルタント、野菜の語り部、チャンバラプランナー、バーテンダーなど、様々な人が集まり、「都市と農」に関する議論を実施。この場で生まれたアイデアは今後具体化に向けた取り組みを行っていくという。

同イベント内では、「チームビルディング農業」というアイデアも登場。近年では、チームビルディングのための研修として農業体験を実施する企業も存在しており、FARM PARK PROJECTが企業研修として農業体験を促すような活動は可能性がありそうだ。

「農関与者」を増やそうと考えた際に、アウトドアブランドや音楽フェス、エコツーリズムなど相性の良さそうな既存の活動もいくつか思い浮かぶ。FARM PARK PROJECTが様々なパートナーと共に新たなフックを生み出してくれることに期待したい。

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。