VALU的な新市場の登場か、メタップスが時間をリアルタイムに売買できる時間取引所「タイムバンク」を発表

メタップスが、様々な「時間」を10秒単位でリアルタイムに売買できる時間取引所「タイムバンク」のリリースに向けて、自分の時間の発行(販売)を希望する「専門家」の事前募集を開始した。

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「TIME」という映画がある。通貨としての金銭は無くなり、代わりに人々は「余命」をやり取りして経済活動を行うようになった世界での出来事が描かれた作品だ。当時は面白いコンセプトだなと思っていたが、最近では仕事でも生活でも様々なことが発注可能になり、お金で時間を買うことができるようになってきた。

そんな中、株式会社メタップスが発表したリリースが面白い。様々な「時間」を10秒単位でリアルタイムに売買できる時間取引所「タイムバンク」の開設に向けて、自分の時間の発行(販売)を希望する「専門家」の事前募集を開始した

タイムバンクは、技術者、経営者、アスリート、歌手等、「専門家」と呼ばれる方々の空いている時間を、一般の「消費者」が購入、使用、売却、保有する事ができる「時間」の取引所になる。タイムバンクにおいて、「専門家」は自分が最も価値を発揮できる用途で「時間」を売り出すことができ、「消費者」は主に以下の4つのことが実現可能だ。

  • 時間を買う:興味のある専門家が発行(販売)する時間を購入できる
  • 時間を使う:購入した時間は指定された用途で使用することができる
  • 時間を売る:買ったけど使わない時間は欲しい人に売ることができる
  • 時間を持つ:時間発行者を長期的に応援したい場合は時間を持ち続けることもできる

可能なことを上げていくと、時間というコンセプトではありつつも、その内容は個人が株式会社のように株式的なものを売買するプラットフォーム「VALU」に近い。

タイムバンクでも時間を売り出す人は事前に審査が必要になり、FacebookやTwitter、Instagram、Youtubeなどでの影響力を偏差値で表され、57以上の場合は時間を発行(販売)する申請が可能となっている。

売買のための通貨がリリースには記されていないが、どの通貨を用いるかでまた違いが生まれるだろう。

タイムバンクは様々な空き時間を有効活用できる「時間市場」の創出を通して、個人が主役の新たな経済システムの実現を目指していくという。たしかに、時間の価値を再認識していくことで、人々の働き方や生き方は変わっていきそうだ。

β版のリリースは初秋を予定。リリース当初はiPhoneアプリのみでの運用を予定しているそうだ。年内にブラウザ・Androidアプリの全てで利用できる環境構築を目指し、タイムバンクを一緒に作ってくれるメンバーも積極的に募集しているという。

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モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

inquire Inc. CEO。『greenz.jp』編集部にて編集、執筆、コミュニティマネジメントを担当し、副編集長を経て独立。フリーの編集者として『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』等メディアブランドの立ち上げに携わる。2015年にinquire Incを創業、企業や団体のメディアブランド構築、コンテンツ戦略の立案、インナーコミュニケーションの支援、情報発信の内製化支援等を行う。NPO法人soar副代表、NPO法人マチノコト理事、sentenceオーガナイザー。

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