北米のモノづくりスペース「TechShop」が破産、東京のスペースは継続

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米国時間11月15日、米国のTechShop,Inc.が、同社の米国内全店舗を閉鎖することと、米国連邦倒産法第7章の破産手続の申立を行うことを発表した。

「Techshop」は、「メイカームーブメント」の火付け役として知られる、世界各地に展開する会員制DIY工房。設置された工作機械を自由に使って、ものづくりをするだけではなく、様々なコミュニティやイベント、ワークショップに参加することで、ものづくりを学べる場所として知られる。

2016年4月1日には、アジア初となる店舗「Techshop Tokyo」が、六本木のアークヒルズにオープンしていた。同店舗を運営するテックショップジャパン株式会社は、富士通株式会社が株式の85%、株式会社TBWA HAKUHODOが株式の15%を保有する合弁会社で、米国TechShopとの資本関係は無い。そのため、米国TechShopの破産手続によって財務的な影響は受けないという

テックショップジャパンが運営する「TechShop Tokyo」は通常どおり営業し、同店舗の会員は、引き続き「TechShop Tokyo」の施設・設備を利用できる。

世界中に広がった「メイカームーブメント」の火付け役だった「TechShop」が破産したことに衝撃を受ける人も多い。だが、モノづくりとの距離が縮まることの可能性を信じたいという気持ちは変わらない。

「TechShop Tokyo」には、「TechShop」の思想を引き継いでいってもらいたい。

※筆者が以前担当した「TechShop Tokyo」のインタビューを参考にどうぞ。

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。