これはあそびの再発明。任天堂がSwitchとダンボールを組み合わせた新たなおもちゃを発表

任天堂から新たなゲーム機「Nintendo Switch」を発表したときは、任天堂が打ち出すコンセプトに驚かされた。「ああ、次のあそびはこうなるのか」と。

実際に「Nintendo Switch」を手にしてプレイしてみると、期待以上の面白さがあり、驚かされる。やはり、任天堂の作るおもちゃはすごいのだと、そう感じさせられる。

だが、任天堂の構想はこのゲーム機だけには収まらなかったようだ。任天堂が発表した「Nintendo Labo」は、さらに新たなあそびの発明に挑戦しようとしている。

「Nintendo LAB」では、ダンボールをカスタマイズし、「Nintendo Switch」を組み合わせることで遊びの可能性を広げようとしている。子どもたちに、創造力を発揮する余地を残したおもちゃだ。

2017年6月にSONYが発表したおもちゃ「toio」も、コンソール、カートリッジ、キューブ、コントローラーなどを組み合わせて、現実世界の遊びを拡張しようとするものだった。子どもにとって画面の中だけではなく、リアルの世界にも変化があり、かつ自分で工夫する余地が残っていることが大事なのだろう。

任天堂の場合、必要になる機器が「Nintendo Switch」であり、すでに流通している点は大きい。フルセットを新たに買うことなく、すでに「Nintendo Switch」を持っている人は「Nintendo Labo」のキットとソフトを購入するだけでいい。

カスタマイズ性が高いのも魅力だ。以前、NTTドコモの新規事業創出プログラム「39works」から生まれた、プログラミングを学べるダンボールと簡単な電子回路でできたお手軽ロボット「embot」の取材をした。

その際、子どもたちがダンボールという素材をカスタマイズし、自分の思うように「デコる」様子はとても楽しそうだった。「Nintendo LAB」もマスキングテープやシール、ステンシルシートなどデコるセットを用意している。これにより、子どもたちはより楽しめるのではないだろうか。

Nintendo Laboのキットが発売されるのは4月20日の予定。発売日にどんな感想が上がるのか、今から楽しみだ。

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。