リモートワークを楽しく実践するために。タスク管理ツールTrelloがリモートワーカー向けガイドブックを公開

タスク管理ツール「Trello(トレロ)」が提供するリモートワークにおけるチェックポイントや、活用すべきツールを解説したガイドブック「How to Embrace Remote Work(ハウ・トゥ・エンブレイス・リモートワーク:リモートワークの取り入れ方)」を公開

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大手企業が続々と副業解禁に乗り出すなど、働き方の多様化は加速している。自宅やコワーキングスペースを活用してオフィス外で働くリモートワークという勤務形態も徐々に普及してきた。私もライターとして働く上では、リモートワークという形態を取っている。

一方で、リモートワークに対して負のイメージを持つ人も存在する。「リモートワークだと情報共有が難しい」「リモートワークだと実際に働いているのかどうかわからない」といった不安の声をよく聞く。

リモートワークが持つ「負」のイメージを打開する

リモートワークに対する「負」のイメージを打開するのが、タスク管理ツール「Trello(トレロ)」が提供するリモートワークにおけるチェックポイントや、活用すべきツールを解説したガイドブック「How to Embrace Remote Work(ハウ・トゥ・エンブレイス・リモートワーク:リモートワークの取り入れ方)」だ。

このガイドブックはTrelloを運営する「ATLASSIAN(アトラシアン)」や「EVERNOTE(エバーノート)」など、リモートワークを主体として活動し、成功をおさめたチームのメンバーによるアドバイスを基に作成されている。もちろん無料で閲覧可能だ。

リモートワークを妨げる様々な神話とその対策

リモートワーカーを悩ませるものが、様々な”リモートワーク神話”だ。ガイドブックでは、リモートワークを効率的に導入するには、まず、リモートワークに適した社内環境を築き上げることが必要であると語られている。

リモートワーク神話その1:リモートワーカーはSLACKER(怠けもの)

デスクに座って仕事をしている姿を目にしないと、どうしても「この人は本当に仕事をこなしているのか?」と疑ってしまいがちになる。依頼された仕事に対し、明確な目標と締め切りがないと、仕事をスムーズに進めるのが難しいこともある。

対策

目標と締め切りを明示・調整し、リモートワーカーが取り組んだ仕事に的確な評価を与えれば、労働者の怠惰は解消される。そのために頻繁にチャットでコミュニケートすること週に一度はヴィデオ通話などを利用して詳細に報告する機会を与えることが必要であると、記されている。

リモートワーク神話その2:常に進捗報告をすることがリモートワーカーの役目だ

多くのリモートワーカーは取り組んだ仕事を常に可視化して、自分たちが働いていることを証明しなくてはならない、という強迫観念に駆られ、すべての議論をチャット上で行ったり、返答を得られない報告をするために数分費やす。本来ならば必要のない不安や焦燥感によって、リモートで働く人は肝心の仕事に集中できなくなってしまう。

対策

こうした不安は、オフィスで働く労働者との差別化から生じるもので、会社内でリモートワークという業務形態が広がり、一般的になれば解消されるだろう。リモートワーカーだって、オフィスワーカーと同じだ。ただ一点、通勤時間が非常に短いことを除いては。

リモートワーク神話その3:リモートワークは会社の文化を脅かす

リモートワークはチームの仲間意識を削ぐ恐れがあるから注意が必要だ、という人は少なくない。たしかに、廊下や給湯室で立ち話をする、なんてことはなくなるかもしれないが……。

対策

一分間、顔を合わせると、一万以上の非言語的な合図によってコミュニケーションできることが知られている。頻繁にヴィデオチャットをすれば十分にコミュニケーションが取れ、チームの連帯感は強くなる。

リモートワーク神話その4:リモートワーカーはいつでも連絡可能

在宅で仕事をするリモートワーカーは、「家にいるんだから、いつ連絡してもすぐに対応できるだろう」と思われがちだ。しかし、この思い込みは間違っている。

対策

効率よくリモートワーク行うために推奨される手法として、勤務時間を明確に決めておくことがあげられる。ATLASSIANのSarah Goff-Dupont(サラ・ゴフデュポン)氏は、こう語る。

「リモートワークは集中して仕事をこなすことができる分、疲労もたまります。そのため、散歩したり、家族に電話をかけたり、ペットの世話をしたりする5分間の休憩を確保する必要があるのです。金曜日、仕事を終えた途端、疲れ果てて何も手につかなくなるような事態に陥らないよう、自分自身のケアをしなくてはならないのです。」

ガイドブックでは、これらの神話について、さらに詳細に議論を進める。また、リモートワークを効率化するツールについても紹介している。

リモートワークを効率的に行うために必要なツール

チャットツール

  • Slack(スラック)」
  • 「Stride(ストライド)」

こうしたチャットツールを快適に使うためにその他のツールとの連携を可能にするアプリ「Zapier(ザピアー)」も有用だ。また、SlackはTrelloとの連携も可能だ。

参考記事:Slack上でTrelloへのタスク追加が可能に。SlackとTrelloを連携するメリットを解説

ヴィデオツール

  • Zoom(ズーム)」
  • appear.in(アピア―・イン)」

タスク・進捗確認ツール

  • 「Trello」

文書化ツール

便利なガイドブックを作った真意は?

ガイドブックでは、巻末をこう締めくくっている。

「本書の内容のほとんどは二人の人間がリモートワークによって作成しました。そして、二人は北米大陸を挟んで約3000マイル離れています。私たちは国を挟んで、互いにたくさんの情報・意見・議論を交わしました。」

この一言でリモートワークに挑戦してみたくなった人もいるのではないだろうか? ガイドブックを読みこなしたあなたなら、最高のリモートワーカーになること請け合いだ。

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林琴奈

1992年生まれ、京都大学院で地質学を専攻。在学中に結婚・妊娠・出産を経験。趣味は読書、Instagram、ラップバトル鑑賞。関心領域は、自然科学・テクノロジー・教育。

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