ハイセンスな5人のゲイが、冴えないストレート男性を大変身!エミー賞を受賞したリアリティ番組「クィア・アイ」

アメリカの最新ファッションやインテリアを知りたい人、自分を変えたい人、人間関係や進路に悩む人、さまざまな悩みを持つ現代人にピッタリな異色のリアリティ番組「クィア・アイ」をご紹介。

鏡に映る自分はいつも通りだ。少し冴えない。ヒーローになりたい、とまではいわないけれど、変わってみたい。そう願う人は少なくないだろう。そんな人たちにピッタリな番組がある。それが、Netflixで配信中のリアリティ番組「クィア・アイ」だ。

抜群のセンスを持つ“ゲイ5”がさえない男たちを大改造

ファッション担当のタン、美容担当のジョナサン、食とワインを担当するアントニ、カルチャー担当のカラモ、そしてインテリア担当のボビー。それぞれの分野で群を抜くセンスを持つ5人のゲイたちが、さえないストレート男性を大変身させる番組。アメリカではエミー賞を受賞するなど高い評価を得ている。

彼らが行う大改造は、ダイエットなどの肉体的な改造ではない。依頼男性の個性を生かし、簡単にできるファッションのテクニックや美容ケア、冷蔵庫にあるもので作れるおいしい食事の作り方、間取りを生かしたインテリア術などを伝授することで、“いつもの自分”をグレードアップしてくれるものだ。

5人組が繰り出す数々のライフハックは視聴者にとっても参考になるものばかりだ。

外見の変化だけでなく、内面の変化にも注目

依頼男性は、離婚歴が3回ある初老のトラック運転手や、家族・友人を遠ざけて犬の毛まみれの家で暮らすアプリクリエーターなど、一風変わった曲者ばかり。初日の彼らは、多くの場合、自分に否定的で、5人組に対しても懐疑的だ。しかし、ファッションを変え、髪を切り、ひげを整え、数々の悪習慣を改善するうちに依頼者たちの表情が変化していく。彼らが自信をつけていくのが視聴者からも見て取れるのだ。

「クィア・アイ」が視聴者にもたらすもの

冴えないストレート男性と洗練された5人のゲイ。一見共通点のないように見える両者だが、大改造をする中で、それぞれのバックグラウンドや信条、トラウマなどを語り合い、徐々に打ち解けていく。すると、思いもよらなかった共通点を見つけたり、互いにシンパシーを持ったりするようになる。そして、依頼者と5人組のやりとりを見ているうちに視聴者たちの心にも変化があらわれる。「人は変われる」、「人は分かち合える」、そう考えるようになる。

この番組は、アメリカの最新ファッションやインテリアを知りたい人、自分を変えたい人はもちろんのこと、人間関係や進路に悩む人々にとっても意義のある学びが得られるものになっている。

林琴奈

1992年生まれ、京都大学院で地質学を専攻。在学中に結婚・妊娠・出産を経験。趣味は読書、Instagram、ラップバトル鑑賞。関心領域は、自然科学・テクノロジー・教育。