子どもの可能性とチャレンジ精神を育むために–「定額習い事サービス」をスクルーが提供

子ども向けの習い事を幅広く体験できるプラットフォームを運営する株式会社スクルーが2,500万円の資金調達を実施。さらなるサービスの充実に向け、動き出した。

息子は2歳の誕生日を境にして突然たくさんのことばをしゃべるようになった。
毎日見ていてもこうした変化というのは「突然」おとずれるように感じられ、いつ・なにが・どうなって変化が起こるのかはわからないが、しかしなんらかの経験がある閾値のようなものを超えたとき「それ」が起こるような気がしている。まだハイハイすらできなかった時期から絵本が好きで、歌を歌うのが好きだった息子の言語的な蓄積が、もしかしたらぼくや妻の知らないかれのなにかを育てているのかもしれない。育児には大なり小なりの苦労がつきものだが、「可能性」と呼びうるものの気配を感じる瞬間にその醍醐味がある。無論、「親バカ」と呼んでいただいて差し支えはない。

一方で、「子どもの可能性」という字面だけをみると「明るい未来」のみを想起させる健全さに、若干の胡散臭さをかんじずにはいられない。勝手にこの世に産み落とされてしまった子どもは、親の期待やら願望やらをこれまた勝手に背負わされてしまっているともおもえる。息子はいまのところぼくや妻に、
「もっと私を自由に育ててみてはいかがでしょうか?」
「あなたたちの教育には大きな欠陥があります」
などの異議申し立てをいわないが、じぶんの人生を振り返るほどの時間を生きたころには、ひとつふたつほど(それで済めばいいのだが)そうしたものを抱くだろう。ぼく自身もやはりそれがある。

音楽にのめりこんだ大学時代は小さいころにピアノを習っておきたかったし、留学したときは英語が聞き取れない・うまくしゃべれないことに苦悩し、息子に絵を描いてとせがまれるたびに破滅的なじぶんの画力に絶望した。
これらはすべてぼく自身がやってこなかっただけで育ててくれた親のせいではないことは明白だ。だが、歳を重ね「知っていること」が増えるにつれて、「いまじぶんが知らないこと」へのあこがれが強くなり、それは進み続ける時間の慣性により後悔に変容していく。

だからいま、息子になにか習い事をさせたい。

興味の種を蒔く、スクルーの「習い事定額体験サービス」

音楽や語学、絵やスポーツ、さらには伝統芸能など習い事は無数にある。
そして昭和生まれのぼくらとはちがい、いまの子どもたちは生まれる前からインターネットが当たり前の世の中にやってきたのもあり、プログラミング教室の盛況が話題にもなった。

このように多様化する「習い事」という市場のなかで、株式会社スクルーは「こどもの体験を10倍に」をビジョンに創業し、2017年4月に月々定額で多種多様な習い事を少しずつ体験受講できるスクループレミアムサービスをリリースした。
このサービスが画期的なところは、通常であれば各教室がそれぞれ独自に提供している無料体験を集約・一括化したプラットフォームを構築している点にあり、子どもがたくさんの習い事に気軽に触れることができる環境を整備している。

パートナー教室の数もリリースしてから10倍以上に増加し選択肢も多く、また月4回のレッスンでも2000円以下というリーズナブルな価格設定も魅力的だ。

子どもの「チャレンジ精神」を育む

スクルーが提供しているサービスは、子どもの選択肢を増やしたい親と相性が良い。

「とりあえずやってみてから決める」

「子どもが好きなものを見つける」

そういった目的に直結しているが、それだけではないかもしれない。

大人になると実感することだが、車が動く瞬間にもっとも動力が必要なのと同様に「新しいことをはじめる」のには大きなエネルギーが伴う。あとになって「やってみたい」とおもったところで遅すぎたりすることも珍しくなく、そう感じたときにはじめてぼくらの「可能性」は消えてしまう。

ものごとは、本人が望みさえすればいつからでもはじめられる。

しかし、「いつからでもはじめられる」とおもえるには、たくさんの経験を幼いうちから積み、チャレンジすることに慣れている必要がある。

スクルーの習い事定額体験サービスは、子どものチャレンジ精神を育む効果もあるのではないだろうか。

まちゃひこ
まちゃひこ

文芸作品やアニメのレビューを中心に行うフリーライター。文系一直線かとよく勘違いされるが、実は大学院で物理とかを研究していた理系。その他にも創作プロジェクト「大滝瓶太」を主宰し、小説の創作や翻訳を行っている。電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」より短篇集『コロニアルタイム』を2017年に発表。