触って、めくって、ドキドキする。Amazonが子供の読書の可能性を広げる

子供にこそ、紙の絵本を。Amazon USAが提供する子供向けの絵本やハードカバーを配送してくれるサブスクリプションサービス、Prime Book Boxをご紹介。

我が家にある絵本のページは、大抵どこか折れている。

絵本を読み聞かせしている最中に、娘がページをめくろうとしたり、押しつぶして感触を確かめたりするからだ。必死で絵本に触れようとする彼女の姿に、読書の萌芽のようなものを感じる。

出版業界もデジタル化が進む昨今、我々は重たいハードカバーの持ち歩きやうまくめくれないページへの苛立ちから解放されつつある。しかし、そうした“厄介さ”は子供達にとって、甘やかな読書体験の重要な要素になり得るのだ。

だからこそ子供には、紙の本を与えたい。けれど、彼らはどんな本が好きなんだろう?
そんな風に迷ってしまう保護者たちも少なくないだろう。

そこで、Amazon USAで興味深いサービスが開始した。それが、子供向けの絵本やハードカバーを配送してくれるサブスクリプションサービス、Prime Book Boxだ。

年齢層に合わせた本を、適切な頻度で届けてくれる

Prime Book Boxでは、2歳までの乳幼児に4冊の絵本、3〜12歳までの子供には2冊のハードカバーが定期的に送られるという。3〜12歳までの子供は3つの年齢層(3〜5歳、6〜8歳、9〜12歳)に区分され、それぞれの年齢層に合わせた本を選んでくれるという。

また、Amazonアカウントの購入履歴にない本のみを選んでくれるそうだ。さらに購入者は配送予定の本を配送前に閲覧することができ、同じ本を持っている場合は違うものに取り替えられるので、二重で同じものを買うこともないという

配送頻度は1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月から選べるそうなので、子供の読書スピードに合わせた利用が可能だ。値段は1回あたり23ドル(約2500円)で、通常価格と比較すると最大35パーセントオフになるというお得な価格設定だ。

このサービスは現在、アメリカの招待を受けた一部のプライム会員のみに提供されいるとのことで、一般会員向けのテスト段階にあると考えられる

何が届くかわからない、このサプライズ感が読書をより楽しい体験にグレードアップしてくれそうだ。

Amazonのルーツである、本にまつわる新サービスに期待が高まる。

林琴奈

1992年生まれ、京都大学院で地質学を専攻。在学中に結婚・妊娠・出産を経験。趣味は読書、Instagram、ラップバトル鑑賞。関心領域は、自然科学・テクノロジー・教育。