“私らしさ”は、シャンプーでつくる。1本ずつ手作りの「パーソナライズシャンプー」が登場

博報堂出身者によって設立されたスタートアップSpartyが、日本で初となるパーソナライズシャンプーブランド「MEDULLA(メデュラ)」をリリースした。

落ち込んだときは、いつもより丁寧に髪を洗う。なるべくゆっくり、しっかり。

これでもかと泡立ったシャンプーを勢いよく洗い流し、普段はいい加減なドライヤーだって手を抜かない。コームで全体を整えたあと、綺麗になった髪の毛を見てこう思う。

“明日は、きっと良い日になる”

髪の毛が整えば、心も整う気がするのだ。

毎日使うものだからこそ、シャンプーは自分に合ったものを使いたい。

そう考える人は、少なくないだろう。だが、人によって髪質は千差万別。香り、効果、パッケージなど全てにおいて自分にぴったりの商品を選ぶのは難しい。

『だったら、最初から自分に合ったシャンプーを作ってしまえばいい』。

そんな理想を現実にしたのが、今回紹介する「MEDULLA」だ。以前、UNLEASHで紹介したNY発のスタートアップ「Prose」同様、自分好みのシャンプーをカスタマイズすることができるという。

カスタマイズの方法は、シンプルだ。「MEDULLA」の公式サイトにて、7つの質問に答えるだけ。「髪の長さは?」「頭皮の状態は?」「くせのレベルは?」など、質問の内容も簡単なものばかり。

回答時間は、トータルで1分ほど。そんな短時間で、自分の髪に合ったシャンプーが作れてしまうとは驚きだ。

ユニークなのは、自分のテーマに合わせて香りを選べるところ。季節、恋愛、仕事など自分を取り巻く環境の変化で、気分が移ろいやすい人もいるだろう。市販のシャンプーにはない、選択幅の広さが嬉しい。

『さらさら・しっとり・まとまり・やわらか』など、髪質に関わる9つの要素から自分が優先したいものを3つピックアップ。

最後に、商品に記載される自分の名前またはニックネームをローマ字で記入すれば完了だ。そのまま購入手続きに移ることができる。

注文確定後は、処方結果に応じてSparty社の専門家が商品に使用する成分を厳選。1本ずつラボで手作りし、約1〜2週間で自宅まで配送するそうだ。

気になる料金は、2ヶ月ごとの定期配送で6,800円(税抜)。1本当たり1,700円で、自分の髪質に合ったシャンプーが手に入ると考えれば、比較的お得なのではないだろうか。

商品到着後14日間は全額返金の保証が付いているうえ、いつでも解約することが可能なため、気軽に注文しやすい。

オンラインでの診断に不安を感じる人は、「MEDULLA」提携サロンを訪問し、認定スタイリストに相談もできる。30分のシャンプー/ブロー体験が無料で受けられ、その施術をもとに髪質を見極めてくれるため、より自分に合ったシャンプーをカスタマイズできるはずだ。

先に挙げた「Prose」を始め、パーソナライズサプリメントの「care/of」や、カスタマイズファンデーションを先導するL’Oréal’など、海外ではすでに美容業界におけるパーソナライズの動きが活発になっている。

今後「MEDULLA」を筆頭に、日本でも個人に合わせた商品開発やサブスクリプションサービスがさらに盛り上がると面白い。

落ち込んだ日のシャンプーが、また少し特別なものになりそうだ。

中川 明日香
中川 明日香

ライター。1994年生まれ。静岡大学で英米文学を専攻。学生時代に国際交流事業に携わるなかで、スロバキアに興味を持ち、長期留学を決意。現地の大学に通いながら、日本語講師のアルバイトで貯めたお金でヨーロッパ20カ国を周遊。その体験記を旅行メディア「Reisen」で執筆し始めたことをきっかけにWEBメディアの魅力を実感。帰国後「IDENTITY名古屋」でライターインターンを始め、現在に至る。