より自由に働ける環境を目指して。フリーランス美容師が利用する個室シェアサロン「GO TODAY SHAiRE SALON」

働き方が自由になるためには、様々な職種で働き方が自由になっていく必要がある。

僕たちのような文章を書く仕事は本来フリーランスになりやすい。フリーランスになりやすい職種のフリーランス化が進んでいても、全体として働き方の自由化は進まない。

仕事によってはどうしても店舗のような実空間が必要なケースもある。そういう職種の場合、働き方が自由になるためには空間が変わることも必要だ。

フリーランス美容師のための個室シェアサロンを提供する株式会社GO TODAY SHAiRE SALONにも、美容師という職業の自由度を高める役割が期待される。

「美容師」という市場に起きている変化

美容室の市場規模は1.5兆円で、店舗数はコンビニの3倍の24万件、働いている美容師は50万人ほど、美容室の規模は、5人以下の美容室が80%以上を占めているという。

美容師の働き方は主に「正社員」「業務委託」「独立出店」の3つに分かれる。GO TODAY SHAiRE SALONによれば、美容師のにとっては独立出店がゴールの一つであるため、小規模な美容室が増え続けているそうだ。

だが、美容師という職業は、18-28才までの平均年収は約280万で月間休日は5日、1日の拘束時間は14時間と長時間労動が常態化。こうした現状から、美容師にも働き方の自由を求めるトレンドが登場しているという。

出店してしまうとコストも上がる。そこで、店舗を持たずに「より自由に」「より楽しく」「より自分らしく」できるフリーランス美容師が増えてきている。現在、フリーランスの人数は50人に1人程度と言われているが、将来的には米国並みの3人に1人になると、GO TODAY SHAiRE SALONは予測する。

美容室に通いはじめて年数が経つと、「美容室」ではなく「美容師」で行き先を決めるようになる。Instagramなどソーシャルメディアなど普及により、美容師と直接つながるようになったことでその流れは加速している。

フリーランス美容師のための個室シェアサロン「GO TODAY SHAiRE SALON

フリーランス美容師のためのシェアサロンなども登場してきているが、その中のひとつフリーランス美容師のための個室シェアサロン「GO TODAY SHAiRE SALON(ゴウトゥデイシェアサロン)」を展開する株式会社GO TODAY SHAiRE SALONが約6000万円の資金調達を実施した。

資金調達の目的はさらなる店舗展開に向けて。出資したのは、株式会社アイスタイル、株式会社ビューティガレージ、株式会社LIFULL、現経営陣だ。この資金調達によって、既存の原宿2店舗に加え、全国主要都市への店舗展開とマーケティング及び求人施策への投資を実施するという。

シェアリングエコノミーサービスやシェアスペースの増加、オンデマンドサービスの盛り上がりなど様々なトレンドが生まれたことにより、従来であればフリーランス化が難しかった職業に関してもフリーランス化が進みつつある。

フリーランスになることが必ずしも良いわけではないが、働き方の選択肢が増えることはその人にとって適した働き方を選びやすくなることではある。こうした働き方の自由化を推し進める動きには引き続き注目したい。

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

『UNLEASH』編集長

株式会社インクワイア代表取締役 / UNLEASH編集長。1987年岐阜県生まれ。2010年より『greenz.jp』にて編集を務める。フリーランスとして独立後、『THE BRIDGE』『マチノコト』などの立ち上げを経験。2015年にinquireを創業し、2016年に書く人が集まるコミュニティ「sentence」を立ち上げ、2017年に『UNLEASH』を創刊。メディアとコミュニティを通じて、小さな経済圏たちを活性化し、より良い社会をつくることが目標。NPO法人soar副代表 / IDENTITY共同創業者 / FastGrow CCO など。

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